実は結構この悩み、多いようです。私の周りにも何人もおります!同期も「カメラほし〜」とよく言っています・・・。
あまりに相談が多かったので、私が実際に使ってみて1番コスパが良かったカメラを紹介します。
筆者の紹介
カメラの紹介記事は検索したら出てきますが、学校の先生の立場からリアルに紹介しているしあとは少ないなと思い、今回この記事を書いています。
需要がある人は本当にごく少数だとは思いますが、参考になればと思います。
ゆとりんり(現役倫理教員):
学生時代にフィルムカメラを始める。
大学4回生の時に、写真家協会の方から誘われ写真展を開催。
卒業後は民間企業就職。現在は教員として働いています。
写真については「友人の結婚記念」など依頼があれば撮ってます。
もっと撮りたい…。
noteで「少し変わった倫理の指導案」をスライドと一緒に公開しています!
実際に教育現場で使うカメラと、プライベートの撮影で使うカメラは違いますが、1つだけ、どちらでも使っているカメラがあります。今回紹介するのは、そんな使いやすいカメラです。
本記事の内容(押すとジャンプします)
〈結論〉私がイチオシするカメラはこれ!!

これさえ持っていれば、いつでもどこでも生徒のいい写真を撮り、保存できます。
2年目以降担任業を任せられ、写真を撮る機会も増えるでしょう。生徒の輝く瞬間を逃さない、最高のカメラを紹介します。
わたしのイチオシはこれ!
わたしがイチオシするカメラはこれです。「GRⅡ(ジーアールツー)」
以前このようなツイートもしております。
実際に私が一番使っているカメラになります。なぜ私がこれを一押しとするのか、具体的な活用場面とともに説明します。
GRⅡをオススメする4つの理由
GRをおすすめするのには大きな理由があります。購入前にも調べましたが、使ってみて実際に感じたおすすめポイントを4つ紹介させてください。
[1] 持ち運びやすい
普段学校で先輩が使っているカメラを見ている人であれば、「どんなカメラがいいかな〜」と考える際に、真っ先にこのようなカメラを想像するのではないでしょうか。

しかし、こういったカメラは、学校でカメラを使う場面においては使い勝手が悪いのです。
- 運動会(体育祭)
- 文化祭
- それらの準備
- 修学旅行
余談ですが、いい写真は準備の時に撮れている気します。素の飾っていない普段の笑顔など
これらは教員にとって大きな行事ですが、クラスの生徒は1ヶ所に集まっているわけではありません。歩き回って写真に収める必要があるのです。
そう考えると、こんな大きなカメラを首からぶら下げていると重い上に、動きにくくなるのです。
教員には、軽くて持ち運びやすいカメラが最適!
GRⅡは今という瞬間を逃さないカメラ
GRⅡはポケットに入る大きさですので、いつでもどこにでも持ち運べます。
写真は「今!!という瞬間」を逃さないのが最も大切です。
大きいカメラは見栄えこそいいかもしれませんが、機動力にかけるのです。
GRⅡはピントを合わせるのも全てシャッターボタンで完結するので、絶妙なシャッターチャンスを逃さず写真を撮ることが可能です。
- いっぱい動く教員にはポケットサイズで持ち運びやすい
- どこへでも持って行けるため、「今!」という瞬間を逃さない
「一眼レフ」とか「ミラーレス」とか聞くけどなんなの?
カメラを欲しいと思って調べたり、先輩の話を聞いたりすると聞く言葉。

「一眼レフ」と「ミラーレス」って何?
GRⅡはどっち?
簡単に説明します!結論、GRⅡはどちらでもありません。
一眼レフは、カメラを覗いた時に、鏡(ミラー)に生の景色を反射して、リアルタイムに景色を見ながらシャッターを切ります。
一方ミラーレスは、そのミラー(鏡)がレス(ない)ということです。レンズがとらえた景色を電子表示に変え、モニターに写します。それを見ながら撮影するのがミラーレスです。
実際の景色をみながら撮るのが、一眼レフ
電子表示に変えた景色を見ながら撮るのが、ミラーレス
ミラー(鏡)が入っていない分、ミラーレスの方が小さくなります。どちらがいいとかは別にありませんが、重さや大きさが異なり、あとは皆様の好みです。
ですが、今回紹介しているGRⅡはコンパクトカメラという部類で、レンズが交換できないタイプです。
教員にとって、レンズは大きな荷物で幅をとってしまい邪魔になります(経験談)。GRⅡにはレンズという大きな荷物を持ち運ばなくていい利点が大きいです。
[2] 比較的安い
カメラを買う上で最も気になるポイントではないでしょうか。でもこれらって高いんです。最新機種にもなると性能も高いですが、もっと高くなります。
価格ドットコムでチェックしてみて下さい。入門タイプ「Kiss」シリーズでも10万を超えてきます。
確かに、安い価格の一眼レフもあります。ですが、下手に値段を下げて同時に性能も下げるのもバカバカしい。でも、ちょっとは「いいもの」がほしい。このジレンマめっ!!
そう思いませんか?
今回はそんな中でコスパ最強カメラを紹介しています。
「カメラ」を持っている感という見栄えではなく、「写真」を重視した選び方を。
GRⅡは最強のコスパカメラといえます。性能は次の項目で紹介しますので、まずは、値段を確認ください。
最近機種=最強ではない
GRシリーズにも最新機種GRⅢが販売されています。ですがおすすめはこちらではありません。最近機種を持っている感ではなく、本当におすすめの方を紹介します。
ですが、私がおすすめするのは1つ古い2015年に発売された「GRⅡ」です。後述する性能的にはGRⅡで十分なうえに、GRⅡの方がボタン等のポジション的に使いやすいのです。
なのにも関わらず、1つ古い型であるため値段が最新のⅢに比べ3万円ほど安くなります。私が中古で買った時は、4万円ほどで買うことが出来ました。
Amazonでは出品数が減って来ています。メルカリなどフリマアプリでも探してみてはいかがでしょうか。
- 最新機種に比べて3万円ほど安い。
- 中古で探せば4万円代でかえる可能性も。
あまりに出品が少ないので、下のリンクを参考にしてください。
[3] なんと言っても性能が素晴らしい(作例あり)
このカメラで写真を撮るとどんな写真が撮れるのか見ていただいた方が早いので、こちら紹介させてください。
カメラマンのMahooOさんの作品です。
最強のモード「ポジフィルム調」
このGRⅡにはエフェクトモードが存在します。この「ポジフィルム調」モードが最強なのです!!
編集なし、ただ撮るだけでおしゃれな写真が撮れます。(参考に見てみてください)
無茶いい写真にしたい!という方は「プリセット」を買っても良いかと思います。が、そのままでも十分おしゃれに撮れるカメラです!
背景ボケを気にする方へ

でもデジカメっぽいし、一眼とかよりボケないんじゃ?
そう思われる人も多いでしょう。ここでもう1つのポイントです。
GRⅡは「単焦点」です。つまり、焦点距離が決まっているということです。

単焦点ってなに?ボケるの?
簡単に言うと、ピントが合う距離が決まっているということです。逆に言うとそれ以外のところはピントが合わず、ボケになります。
一眼レフやミラーレスを買うと背景がすごくボケるという印象を持たれがちですが、実はそうではありません。
大きなカメラで、大きなレンズをつければボケるわけではないのです。私も最初はそれで失敗しました。背景がボケるレンズが欲しいと思って、追加の出費が発生したのは懐かしい思い出です。
こんな人には向いていないカメラかも
このGRⅡはコンパクトカメラには珍しく、ズーム機能がついておらず、ピントが合う距離がある程度決まっております。
こんな人には向いていないカメラかも・・・
すごーく遠くのものは撮れませんが、生徒と話しながら一瞬の笑顔をバチッと背景をぼかしつつ撮ろうとするなら、ピッタリのカメラだと思います。
逆に言うと遠くの電車や全体の風景を撮りたい!と言う方には不向きなカメラなので購入は避けたほうがいいかもしれません。
単焦点のカメラだから背景がボケる!
近くで人の笑顔を撮りたい人には向いている!
でも、ズーム機能がないから遠くのものを撮りたい人には向かないかも・・・
[4] Wi-FiでスマホやiPadに転送可能
この機能は外せません。アプリを入れればスマホでも、iPadでもカメラから直接撮った写真を転送可能です!!
その場で転送し、共有することもできます。
このカメラ唯一の欠点!
ただ、私が1つマイナス点を持つとすればここです。アプリでの転送が遅いのです。これさえ良くなれば文句なしです。
ゆとりんり流の使い方
私は転送したものをGoogleドライブの「共有ドライブ」にあげ、クラスのみんなをそこに招待することでみんなとも共有しています。
共有ドライブに「修学旅行」や「文化祭」「◯月◯日」など付けて保存することで、おしゃれ写真をアルバムのように保存していくことが可能になります。
※肖像権等の許可確認には注意しましょう。
- もちろんスマホへの転送も可能
- しかし、転送時間が長い
まとめ
みなさんは最初「カメラ」が欲しいと思っていたはずです。多くの人が持つ一眼レフが欲しい人には、このGRⅡは向かないかもしれません。
今回は「写真」や「教員としてのカメラ」「コストパフォーマンス」に重きを置いたカメラを紹介しました。
来年度から担任になる先生も多いでしょう。生徒から「せんせい!あの時の写真ください!」と不意に言われることも多くなります。即座に写真を撮るには大きくなくコンパクトなカメラが必要です。
瞬間を逃さないカメラ「GRⅡ」は値段的にも大きさ的にも本当におすすめのカメラです。
特に教員にはピッタリです。
今から買っておけば十分新学期にも間に合います。
しかしこのカメラは「単焦点」ですので、今まで使ったことのあるカメラとは少し違います。
使ってしまえばすぐに慣れることができますので、春休みの間にプライベートで写真でもとって慣れちゃいましょう!!
noteで「ちょっと変わった倫理の授業」を公開中
倫理の授業がつくれない…
よく言われます。地歴公民の教員でも一番担当したくないのが、「倫理」です。
そんなみなさんのために、そのまま使える指導案とスライドを公開しています!
その他のおすすめ記事
授業についてもまとめています。ラクに、おもしろく、若者が働きやすい現場を目指し、今後も発信していきます。
ランキングに参加しています。クリックだけで支援できます。よろしければご支援ください。
教員の先輩はみんな行事のときカメラをもってる!!
わたしも欲しいけど、何のカメラがいいかわからない…。