本記事では教員採用試験に向けた「準備」から「合格」までを5ステップで完全解説します。
これさえ読めば、どのように対策を進めていけば良いかわかるように丁寧にまとめていきます。
筆者の紹介
ゆとりんり:
新卒で倍率100倍の民間企業に就職後、教員に転職
教員採用試験の採用枠1枠に1発合格(働きながらの完全独学)
県に授業の研修用資料の提供や、学校の試験問題見本の作成を行う。
現在は教員から転職して、並にゆとりに働いています。
noteで「少し変わった倫理の指導案」をスライドと一緒に公開しています!
私は、完全独学で教員採用試験に挑戦し、2つの自治体に挑戦しました。
2次試験が同日で片方は諦めましたが、本記事で紹介する対策で、1次試験は2自治体とも突破。2次試験も合格を勝ち取っています。
そう意味でも、根拠のあるロードマップであると言えます。
本記事の内容(押すとジャンプします)
※本記事を読み進める前に
本記事は「教員採用試験を本気で合格したい」という人に向けて書いています。
他の記事では見られないような内容も書いています。
合理的にかつ効率的に対策を進めていくための5ステップです。貪欲に合格を勝ち取りたい人はステップ5まで読み進めてください。
特に、高校の枠で合格を目指す人は、教師になりたくなったとはいえまだまだ狭き門です。参考にしてください
まだ教師になるか迷っている人はこちら
まだ教師になるか迷っているという人は、ステップ1をまずは読んでください。
民間企業にまずは進んでみるというのは、人生の幅を広げる大変意味のある選択です。実際に私も民間企業出身です。
まずはステップ1を読み、真剣に考えてみてください。
5ステップはこちら!
本記事では5ステップで効率よく教員採用試験(教採)を対策できるように用意しました。
【ステップ1】学生にしかできない経験をする
【ステップ2】準備ーまずは教員になるか、現状分析をする
【ステップ3】自己分析と民間就職試験で、場慣れする
【ステップ4】1次試験対策は1年あればOK
【ステップ5】2次面接・模擬授業対策は、場慣れしてれば1次試験後でOK
民間企業の就職試験を受けるという要素を入れた、「本気で合格を目指す」人に向けたロードマップにしています。
教員になるか悩んでいる人は、ステップ1を読んでみてください。
【ステップ1】経験値を積む
子どもたちにする先生の「話」は自身の経験がもとになります。
先生、恋愛がうまくいきません。
先生、勉強ってなんでしないといけないんですか?
先生、おもしろい人生ってどんな人生ですか?
表面上ではなく、先生の経験に基づいた、心の乗った言葉を、生徒は求めます。
働き出すとできない経験が増える
働き出してからでは時間がなく、新しいことへの挑戦が難しかったり、思い立ったら行動ができなくなります。
学生のうちに、できることはしておきましょう。
私が「してよかったこと」、教員になって感じた「しておいたらよかったもの」をまとめました。
まずこちらから読み進めてください。
ステップ1はこちら
【ステップ2】まずは準備!現状分析をする
「教採の勉強ってまず何をしたらいいの?」
まずは「分析」をしてください。
分析ポイントは2つです。
1つずつなぜすべきかという理由と併せて解説していきます。
教員という仕事について
働き方についてブラックと言われることが多いのが教員の仕事です。
ですが、ブラックかどうかは本人の感じ方次第です。
実際に私は、ゆっくりと仕事ができて、民間に比べてしんどいとは思いませんでした。まずは、こちらの記事であなた自身がどう感じるか、教員の働き方のリアルを知ってください。
ステップ2(その1)はこちら
読み進めても教員になりたいと思った人は、教員への想いが強いです。それでも、絶対に民間企業も視野に入れて、これからの勉強を進めてください。
理由は次の項目で述べます。
民間企業とどちらに進むべきか
大学生の人は特に、卒業後に「民間企業」か「教員」かどちらに進むべきか分析を行いましょう。
大学生には「新卒ブランド」というものが存在します。使い方をしっかり考えましょう。
私も大卒1年目(新卒)では「民間企業」に就職しました。そっちの方が、メリットが大きいと考えたからです。
教員となった今でも、民間企業に勤めている友人の働き方や給料など、羨ましいことはたくさんあります。
新卒で「教員」「民間」に就職することのメリット・デメリットをそれぞれまとめました。まずは一読してください。
ステップ2(その2)はこちら
【ステップ3】自己分析と民間就職試験で、場慣れする
教員採用試験は8月・9月に試験と面接が行われます。つまり大学生は4回生の夏が本番となります。
ステップ4でまとめますが、勉強としての対策は1年あれば十分です。多くの人は9ヶ月ほどで仕上げます。
そのため、真っ先に始めるべきは「自己分析」と民間就職試験を通じた「場慣れ」です。
場慣れをどこで行うか
就職活動(就活)は大学3年生の夏から始まります。インターン等に参加し、経験を積みましょう。
教員採用試験の面接は8月・9月。民間就職の面接は3・4月から始まります。教員採用試験本番までに、多くの面接を経験できます。
「自己分析」と「場慣れ」の必要性
早くから自己分析をすることで「自分が本当にしたいことを見つける」や「面接に向けての準備」ができます。
私の経験上、筆記試験対策より、面接対策の方が時間がかかります。また、民間の就職試験を受けておくと、他の受験者より自信を持って本番に臨めます。
教員採用試験を本気で突破したい人ほど、民間企業の就職試験を受けるきです。その理由と、自己分析のやり方をまとめています。
ステップ3はこちら
【ステップ4】1次試験対策は1年あればOK
教員採用試験の筆記試験、何から勉強したらいいの?
という人はこちらの記事を読んでください。
教採塾などありますが、1年あれば入塾しなくても独学で合格を目指せます。本記事には、私の実体験をもとにした、「独学教採勉強法」をまとめています。
全て公開していますので、実際に勉強を始めるステップに来たら読み進めてください。
ステップ4はこちら
【ステップ5】2次面接・模擬授業対策は、場慣れしてれば1次試験後でOK
2次試験は大きく2つ。
それぞれ対策を進めましょう。
面接の対策
ステップ5としていますが、面接は数をこなさないと慣れません。そのため、ステップ3の段階から準備を進めましょう。
慣れが必要な理由:
教員採用試験の面接はたった2回(自治体による)。その2回で自分の強みや気持ちを、緊張に負けず、完結にまとめ話さないといけません。
「準備した通りのセリフを言う」では面接を乗り越えられません。ステップ3でも紹介した、民間企業の面接で「面接対策」を進めましょう。
「教採の面接」と「民間企業の面接」はそれほど変わりません。聞かれる内容は違いますが、何を聞かれても答えられるようになるのと、場慣れが目的です。
面接対策はステップ3へ
模擬授業の対策
模擬授業の対策は模擬授業を「知る」「作る」の2つに分けて解説します。
模擬授業とは何か「知る」
まずは模擬授業とはどのようなものか知りましょう。対策の前に相手を知る。模擬授業の概要とポイントをまとめました。
こちらを読んでからがスタートです。
ステップ5「知る」
模擬授業を「作る」
模擬授業本番では、安定的に「おもしろく、受かる授業」をする必要があります。本番の思いつきに賭けるのは、大博打と言えます。
試験官をあっと言わせ、且つ、どんな範囲でも安定して展開できる型が必要です。
私が実際に使った型を指導案とともに紹介しています。この記事を参考に、みなさんの受験予定の教科で、指導案を書く練習と授業の練習を進めましょう。
ステップ5「作る」
まとめ
本記事では5つのステップで対策を紹介しました。効率よく教員採用試験の対策を進めましょう。
【ステップ1】学生にしかできない経験をする
【ステップ2】準備ーまずは教員になるか、現状分析をする
【ステップ3】自己分析と民間就職試験で、場慣れする
【ステップ4】1次試験対策は1年あればOK
【ステップ5】2次面接・模擬授業対策は、場慣れしてれば1次試験後でOK
民間企業の就職試験を受けるという要素を入れた、「本気で合格を目指す」人に向けたロードマップにしています。
1つ1つの記事で丁寧に対策法や勉強法をまとめていますので、ご自身の対策に活かしてください。
noteで「ちょっと変わった倫理の授業」を公開中
倫理の授業がつくれない…
よく言われます。地歴公民の教員でも一番担当したくないのが、「倫理」です。
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