【保存版】「けテぶれ学習法」の具体的活用法|宿題・授業・補習の3場面で使い方を紹介

ゆとりんり

けテぶれを活用してみたい
けテぶれ学習法の「具体的な」使い方がわからない

こんなひとたちへ

本記事では、そのまま使える「けテぶれ活用法」を紹介します。
まんま使ってください。まるパクリしてください。正直惜しいですが、無料公開です。

筆者の紹介

簡単にわたしの紹介をさせてください。

本記事を書いた人

ゆとりんり:
新卒で倍率100倍の民間企業に就職後、教員に転職
教員採用試験の採用枠1枠に1発合格(働きながらの完全独学)
県に授業の研修用資料の提供や、学校の試験問題見本の作成を行う。
現在は教員から転職して、並にゆとりに働いています。
noteで「少し変わった倫理の指導案」をスライドと一緒に公開しています!

ツイッターでも紹介しましたが、わたし自身「けテぶれ」の効果にびっくりしています。

この劇的に共通テストの点数を伸ばした「けテぶれ活用法」もこちらで紹介させていただきます。

本題の前に確認事項

活用法に入る前に、確認しておきたいことがあります。そもそもけテぶれ学習法とはどのようなものかご存知でしょうか?

もし知らない方がいれば、まずはこちらをお読みください。

生徒は楽しく、先生は楽して、win-win勉強法です。それでは使い方を紹介します。

けテぶれ学習法はこの3場面で使え!

けテぶれ学習法の考案者、葛原祥太先生は『「けテぶれ」宿題革命!』という本をだしております。

でも、もったいない!「けテぶれ」はこの3場面で使えます。

けテぶれが使える「3場面」
  1. 宿題(これは本でも紹介されています)
  2. 授業
  3. 受験用の補習(ゆとりんり激押し)

そして本記事では、それぞれの場面における次の内容をまとめます。

本記事がまとめる内容
  • それぞれの場面での使い方
  • 先生の役割
  • 使う際のメリット・デメリット

場面紹介から使い方、そしてデメリットまですべてまとめますので、読み終わった頃にはいますぐ「けテぶれ」を活用するイメージができあがっていることでしょう!そのイメージのまま準備を進めちゃってください!

すなわち”新“けテぶれ学習法の提案です。

あなたならどの場面で使うか、是非検討してみてください!

First ー 宿題で、けテぶれ

まずは「宿題」でけテぶれを活用する方法を紹介します。

まずは、全体像を図解していますのでご覧ください。

概要:

  1. 平日に計画を立てる
  2. 週末にかけて宿題を実行
  3. 宿題の中でも小けテぶれを実行
  4. 平日のテストを受けて
  5. 次の宿題に向け分析&計画
  6. 繰り返し

宿題でのけテぶれは一番実行しやすいものになると思います。具体的な使い方は、それぞれの項目をごらんください。

宿題の「け」

ここでさせることは次の通り。

宿題の「け」でさせること
  • 次の週の小テストに向けた目標を立てさせる
  • その目標達成のために宿題ですべきことを計画させる

例えば

宿題における「け」の段階で、生徒は次のような目標と計画を立てることになります。

生徒が立てる計画例(高校)
  • 来週の目標は、数学の三角関数のテストで90点とる
  • そのための計画として、今週末は三角関数分野の練習問題を完璧にする
  • そのためにわからないことをまずはリストアップ
  • そして、金曜までに先生に聞きにいく

という感じのイメージです。まずは、生徒に「けテぶれ」をさせる前に、先生がイメージを掴みましょう。

小学校ではもう少し計画がゆるくなると考えられます。

生徒が立てる計画例(小学校)

目標:漢字テスト100点

計画:週末の漢字ドリルで◯ページを覚え切る

イメージができたら、先生の役割を理解しましょう。

「け」先生の役割

先生の役割は、どの場面においても大きく変わりません。まとめます。

先生の役割
  1. 目標、計画、達成を管理(プリント、クラウドで)
    →また配布の記事書く予定です!(noteをフォローしてお待ちください。)
  2. 目標、計画を立てる際の相談にのる(机間指導、面談)

計画を立てるのが苦手な子どもに対して、サポートしてあげることがここで一番の役割になるでしょう。

宿題の「テ」

テストは宿題において、2つ存在します。

疑問に思う読者

ん?ふたつ?最初の図解では1つだったけど…。

いえ、先生が計画するテストと、生徒が宿題の中で行うテストの2つが存在するのです。具体的に解説します。

宿題の「テ」でさせること
  1. 宿題の中で、勉強したことを理解できているかテストさせる
  2. 実際に先生が計画し、平日に小テストを実施する

1の「宿題の中で」というのは、今の自分は「計画段階で立てた目標」からどれくらい乖離しているのか把握するために、生徒が自分で行うものです。

2の「実際に先生が計画し」というのは、毎週行う小テストのことです。生徒はこれに向けて「けテぶれ」を実践していますので、これがないと成り立ちません。

「宿題には小けテぶれがある」と冒頭で言いましたが、それがこちらです。週で行うけテぶれと、生徒個人で宿題の中で行うけテぶれがあるのです。

宿題の「ぶ」

ここでさせることは先の2つに分類して紹介します。

生徒が宿題の中で行う「ぶ」
  • 今の自分の実力(乖離)を把握する
  • 週明けのテストで目標点をとるためにすべきことをリストアップする
先生が実施する小テスト後の「ぶ」
  • 小テストを受けて、宿題のやり方は正かったか考える
  • 計画においても正しい計画であったか考える
  • 来週の小テストに向けて見直すべきものをリストアップする

1週間でこれだけの分析を行なっていれば、自然と力もつくでしょう。大学入試を目指す高校生ならば、受験期に「自分の苦手を自分で分析でき、効率よく勉強できる」状態を目指すことも可能です。

宿題の「れ」

宿題における「れ(練習)」とは、簡単にいうと「宿題をする」です。しかし、普段何も意識することなくただ宿題するのとは違います。ここまで、自分で計画をたて、テストし、分析し、それから行う宿題)」なので、効果が違います。

宿題の「れ」でさせること
  1. 自分で立てた計画を実際にする
  2. 宿題(ワーク・練習問題)を実行する

「テ・ぶ・れ」先生の役割

実はそんなにすることがないかもしれません。ですが、先生って「何かしてあげなきゃ!」という思いが強いので、むしろ自分達でさせてあげるため、距離を置きましょう。

先生の役割
  1. この段階はすでに宿題のため、基本は各自です。なので、待ち。
  2. 分析が苦手という生徒には、相談にのりましょう。

すぐにできずとも、長期的にできるようになることを目指しましょう。

「宿題けテぶれ」のメリット・デメリット

メリット
  • 子どもたちが自己管理できるようになる
  • 宿題の達成率が上がる
  • 宿題の効果が上がる
  • (高校)できるようになれば、教師が宿題を用意しなくてもよい
デメリット
  • すぐにできない子もいる
  • 年間テスト計画を作る場合、年間を見通すため労力がかかる
  • 最初はサポートが大変
  • ずっとできない子がいた場合、けテぶれを続けるか判断が必要

デメリットの最後に挙げたものは大いに可能性があります。続ける過程で、サポートが必要な生徒は減っていくため、その子への手厚いサポートができるようになるとは思いますが、判断は必要になると思われます。

宿題でけテぶれをする際に失敗を防ぐノートづくりも紹介しています。

Second ー 授業で、けテぶれ

すごく難易度は高いと思いますが、授業における「けテぶれ」も紹介します。わたしは年度当初このやり方に挑戦しようとしましたが、断念しました。デメリットまで見ていってください。

概要:

  1. 年間シラバスをもとに、定期考査や模試ごとの目標(大目標)を立てる
  2. それに合わせて月毎・週毎の計画も立案する
  3. 計画の実行度確認のため、単元毎にテストを実施
  4. テストを受けて分析
    1. 定期的に交流会を開催
  5. 分析結果をもとに、大目標への計画を見直す
  6. 勉強の実行
    1. 定期的に考える授業を行う

宿題で「けテぶれ」を行うのとは、また方法が違います。そして大きなデメリットがあり、周囲からの批判も伴う授業となる恐れがあります。

授業の「ケ」

授業では、宿題と違って長期・中期・短期の目標と計画を意識させましょう。

授業の「け」でさせること

長:定期テスト・模試(3年生)の目標

中:月ごとや単元ごとの目標(達成すべき項目)と計画(何をどのように勉強するか)

短:来週の計画

これらを決めさせる

目標を長期・中期・短期に分けるのは理にかなっているんです。東大王にも出演している鈴木光さんも自身の書籍の中で言っていました。

授業でけテぶれを用いる場合、「ケ」は本当に大切です長期だけだと、いま何をすべきかわからない。短期だけだと、最終的になにを目指しているのか分からず、やる気に繋がらない。

そこで、長期、中期、短期を意識させる、ここに意味があるのです。

「け」先生の役割

授業で実施する場合には、することがたくさんあります。

先生の役割
  1. 宿題よりしっかり、計画をみてあげる。
  2. 目標は進路にも直結。面談で個々に絶対確認。
  3. 進路に関わるため、担任との連携も必要(批判につながる可能性

授業で実施しようと思うと、他の先生と連携をとる必要が出てきます。その目標でいいのか、分析してみるともっと高い目標をもってもいいのではないか、思うことが出てきます。

しかし、独断でアドバイスするのは要注意です。担任の先生いるので、絶対に確認しましょう。勝手な進路のアドバイスではなく、連携をとった上でアドバイスをしましょう。

授業の「テ」

ここでさせることはこれだけです。

授業の「テ」でさせること

単元テスト(各単元の終わりにまとめテスト)

模試の過去問でも可

「テ」先生の役割

これが結構大忙しです。始めた当初は、結構ラクできるかな〜とか少し思ってました。

先生の役割
  1. テストの用意と実施
  2. 授業計画の作成(いつテストをするか、いつ全体授業をするか示しておく)
  3. 進度の管理(単元の中の各テーマ毎に、誰が未学習か整理する)
  4. 全員が1単元を終えたら、考える授業を行う

この内容について、もう少し具体的に解説します。

テストの用意と実施

テストは単元の中の小テーマごとの範囲のもので行いましょう。単元が細かく設定してあれば、単元ごとのテストでもOKです。単元または小テーマの学習が終わった人から順番にテストを受け取りに来させます。その際に、誰がどこまで進んでいるのか、進捗も管理できます。

定期的に、自分は何が出来てないか分析する機会を用意することにもなっています。この単元の学習を通し、何ができないか、何をやってないか、把握させます。できていないならば、単元の復習に戻り、計画を修正させましょう。

進度の管理について

指導要領もあるため、やるべきことはやる必要があります。

教科書が終わらなかった、はまずいです。単元の中の小テーマごとに、生徒が既習となっているか、教師は把握しましょう。

こんな感じでOKで、シラバスをそのまま使うと楽だと思います。

考える授業を入れる

ずっと「けテぶれ」で生徒に任せると、テストの為の勉強になってしまいます。全員が既習になったテーマがあれば、考える授業を行いましょう。

自己管理能力もつけてあげたいですが、授業で多面的な視点をもてるのも大切です。

倫理・現社の考える授業案はこちらでパワポと一緒に配布しています。そのまま使えるのでぜひ!

倫理の授業例はこちら

現代社会の授業例はこちら

授業の「ぶ」

授業における「ぶ(分析)」をまとめます。

授業の「ぶ」でさせること
  • テストを受けて、何をどう勉強するか分析させる
  • これまでの勉強法は自分に合っていたのか考えさせる
  • 復習に進むのか、次のテーマに進むのかの分岐点を与える

「ぶ」先生の役割

先生の役割

定期的に勉強法の検討会を実施する

「何をどう勉強すべきか」といっても、どう勉強すればいいの?という子もいます。そこで、他の人の勉強法を知る機会を強制的につくりましょう。

クラス全体として、レベルアップを狙えます。効率のいい勉強をしている人をマネる。勉強の基本はマネです。確実に実施しましょう。

授業の「れ」

ここですべきこともシンプルです。

授業の「れ」でさせること

分析の結果、今すべき勉強をする。

分析結果によってすることが異なるので、次の例を参考にしてください。

「れ」の例

基本知識が足りない → 教科書で基礎をおさえる

知識をどう使うのかわからない → 問題演習

そもそも理解できていない → 先生に質問する

など、各自でしっかり取り組ませましょう。

「れ」先生の役割

先生の役割

わからないところがあるようなら、もちろんわかりやすく教えてあげましょう。

本来の先生の役割ですね(笑)。ここで教科指導力を発揮してください。

「授業けテぶれ」のメリット・デメリット

メリット
  • 子どもたちが自己管理できるようになる
  • 全体に合わすことなく、自分のペースで勉強を進めることができる
  • 苦手をそのままにする機会が減る
  • 先生の授業準備がラクになる(人による)
デメリット
  • 指導要領のやるべき内容をおさえていない子が出る可能性あり(管理次第)
  • テストのための勉強になりがち(定期的に考える授業をしましょう)

授業におけるデメリットには、本当に気をつけましょう。「ここ教えてもらってないです」にならないために、管理は重要です。

そして何より、わたしがこの形式をやめた1番の理由は、「テストのための勉強になりがち」な点にあります。時に行う考える授業でも、「そんなことするなら早く進めたい」と思う生徒も出てきました。

個人的には、授業は日常に生かす考え方を学ぶところなので、この考え方とは合わないものになってしまったため、やめました。

Third ー 受験用の補習で、けテぶれ(わたし激おし)

この補習でけテぶれは絶大な効果がありました。早速紹介していきます。

概要:

  1. 長・中・短の目標を立てる
  2. 定期的に模試の過去問や共通テスト(センター試験)の過去問を実施
  3. 苦手と得意を分析
    1. 補習で教えてほしいところを共有
    2. 勉強法を共有
  4. 分析に合わせて、勉強を進める。
  5. 必要に合わせて計画を練り直す。

毎回講義形式ではないので、準備もラク。生徒も伸びました。

放課後補習(受験対策講座)といえば、全体講義や問題演習後の解説を想像してしまいますし、ベテランの先生方はそのやり方をされているのではないでしょうか。

ですが、そこわかってるし…という生徒も多いですから、全体講義ではなく、個々に合わせた勉強が最適といえます

補習の「け」

補習でも、長期・中期・短期の目標と計画を意識させましょう。

補習の「け」でさせること

長:共通テスト本番の点数目標

中:月ごとの目標・次回の模試の目標と、計画

短:月ごと、週ごとの勉強計画

これらを決めさせる。

イメージはこんな感じ。

長期目標達成のためには、中期(今月)は何を達成すべきで、各模試回で何割をとっておきたいか、そのために短期(今)は、なにをすべきか。

しっかり考えさせましょう。

「け」先生の役割

補習なので、授業ほどこどもの人数はいません。丁寧に相談に乗ることも可能です。補習開始の春頃から、話し合いつつ、設定しましょう。

先生の役割
  1. 計画を立てさせる前に、昨年の本番や、プレテストをさせます。
  2. それを受けて、何をすべきか、計画を立てさせましょう。
  3. 一人一人目標点数と計画の相談に乗りましょう。

テストから始まるため、けテぶれの順番は変わりますが、これは大事なことです。まずは本番レベルと自分のレベルの差を自覚させるところから始めましょう。

実際に使っている計画シート

noteの方でわたしが生徒に配布し、実際に使っている計画シートを公開しています。一緒に計画を立てるので、こんなざっくりのを使っています。参考にしてください。

補習の「テ」

補習におけるテストはスタートであり、定期的に実力をはかることにも使えます。いろんな役割があるのが「テ」です。

補習の「テ」でさせること
  • 定期的に補習選択者全体で、本番レベルの演習を行う。

わたしは今年この役割を「模試」に与えました。計画段階で、年間の模試がどこにあるか全体で確認し、各模試回ごとに目標点数(ざっくり何割とりたいか)を決めさせ、そこに向けて勉強させるというものです。

生徒は模試の重要性に気づくのが遅くなりがちです。4月段階から、「模試は点数ではなく、分析ツールである」という意識を持たせるのにも、けテぶれは役立ちます。

「テ」先生の役割

先生の役割
  • 必要に応じて過去問や問題集の用意
  • 模試の重要性を伝える「点数よりも分析ツール」
  • 何ができて何ができていないのか、なぜできていないのかを考えながら受けさせる

特に、「模試の役割」と「どのように受けるのか」を教えてあげるのは大事になります。多くの受験生が夏終わりに気づくところを4月から意識づけさせることができれば、年間トータルの勉強効率が段違いになります。

補習の「ぶ」

分析も重要です。生徒には次のようなことをさせましょう。

補習の「ぶ」でさせること
  • テストを通して、何が苦手で、何が得意か分類する。
  • け(計画)で立てた目標との乖離を認識する。
  • 今の勉強法が自分に合っているのか検討する。
  • しなくていいことを明確化する

子どもたちは受験が初めてです。当たり前のことを言いました。ですが、初めてだから「あれもしなきゃ!これもしなきゃ!」となりがちなのです。私生活も含めて、目標のためにしなくていいことは割り切らせましょう。

「しなくていいこと」について、早期に受験科目を減らそうというのはやめましょう。可能性を狭める可能性があります。

「ぶ」先生の役割

先生は先のさせることを実現すべくサポートしてあげましょう。

先生の役割
  1. 必要なら一緒に分析する
    1. 「なんでできなかったと考える?」とサポートしましょう
    2. 「正直しなくていいことって何?」など子どもが考えやすいように
  2. 時々、勉強法の交流会を開催する

息抜きもかねて、自分に合った勉強法をさぐるため、みんなで交流会を開きましょう。この人はなぜ点数がよいのか、「やり方」を共有します

補習の「れ

練習には段階があります。最初の本番レベルの「テ」を受けて、何から始めるか分かれます。

補習の「れ」でさせること
  • 基礎:まずは参考書を1冊読む
    • 【目的】まだ習っていないところも網羅する
    • 【目的】習ったけど忘れたから、ざっくり思い出す
  • 演習:問題演習や過去問を繰り返す
    • 【目的】3周はすることで、確実な定着を図る
  • 復習:問題演習での「間違い」「正解したけど怪しかった」を参考書に書き込む
    • 【目的】苦手が詰まったオリジナル参考書を作る
    • 確実な知識定着を図る

大きな流れとしては、「1.復習するときに書き込む参考書を1冊読破」「2.問題演習」「3.復習時に参考書にまとめる」になります。年間で、自分の苦手が明確化された参考書も出来上がっているはずです。

「れ」先生の役割

「れ」の段階では、生徒は自習形式になります。それでも相談があれば補助に入りましょう。

先生の役割
  • 必要ならば解説の補助に入る
  • 教科に適した勉強法をアドバイス

先生は分析や計画を中心に関わることになります。

「受験用補習」けテぶれのメリット・デメリット

メリット
  • 生徒が、目標に向かって一直線に取り組める
  • 生徒は、自分に必要のない講義に時間を取られない
  • 先生の準備が少ない
デメリット
  • 周りの先生は講義形式の補習、自分も生徒も「やってる感」に惑わされる。
  • 夏までは生徒の受験意識が低く、計画が雑になる

今年もありましたが「先生って補習ちゃんとやってる?」と軽く批判されることもあります。結果で見せてやりましょう。そして、生徒にはしっかりメソッドを年度当初に説明しましょう。

また、計画が雑になりがちな時期は、強制的に先生側が目標を設定しても良いと思います。わたしも、不可能と思いつつ「夏の模試で6割!」と目標を立てました。目標があれば、スタートは切れます。それ以降は自分達でできます。

ゆとりんり的には、「補習」に最適。

授業は指導要領のリスクがありますが、補習にはピッタリでした

最初に共通テストの過去問を解くと、「できない…」と感じ、絶対に基礎から始まりますし、個々の状況も把握できるので、アドバイスもしやすい。

問題の解説を行うような解答冊子の代わりみたいな補習にとどまらない、本当の意味で、目標に向けた支援を行えます。

ゆとりんり

あと、なんといっても、ラクです! 準備がいらないから!

また春からになるかもしれませんが、けテぶれ学習法を補習で実行。ぜひやってみてください。

まずは「けテぶれ学習法」の理解だけでもしておきましょう!

ご本家様はこちら

最近マンガ版も出ました。子どもたちが自分で理解して「けテぶれ」しやすくなりました!

その他のいちおし記事

皆さん、教師の仕事しんどくありませんか?ちょっとした行動で、楽しく教師も続けれらるかもしれません。私は、これで気持ちが大きく変わりました。

講義形式の授業でも、プリント構成次第で生徒の記憶に残せる授業はできます。実際わたしも最近は「日常への活用」を意識した授業を行なっています。そんな思考もまとめています。

noteで「ちょっと変わった倫理の授業」を公開中

倫理の授業がつくれない…

よく言われます。地歴公民の教員でも一番担当したくないのが、「倫理」です。
そんなみなさんのために、そのまま使える指導案とスライドを公開しています!

ゆとりんりのnoteでは少し変わった授業を発信しています。ぜひnoteの方も覗いていってください。特に倫理の授業が苦手だけど担当になってしまった方におすすめです。そのまま使えるパワーポイントも載せてます。

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