(学校での株の授業にて)
「安い時に買って、高い時に売る」…?
それ「よし投資しよう」の1歩目にしますか?
実際、積立じゃないですか?
それより、もっと、もっと初歩的な、そもそも、なんで投資をするんですか?
分野:公共・政治経済・家庭科(金融教育・株式)
テーマ:世に出回るどの金融教育よりも、初歩の初歩的な授業をしてみたい
目標:知る・考えることで、選択肢を増やす
目標を「選択肢を増やす」にしたのは、する・しないは、結局その人の自由だからです。押し付けられることでもありません。ただ、知らないとその判断もできないので、本当に一歩目の授業です。

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ゆとりんり:
新卒で倍率100倍の民間企業に就職後、教員に転職、今はゆる民間人
教員採用試験の採用枠1枠に1発合格(働きながらの完全独学)
県に授業の研修用資料の提供や、学校の試験問題見本の作成を行う。
現在は民間企業に転職し、裏方として教員をサポートする仕事をしています。
noteで「少し変わった倫理の指導案」をスライドと一緒に公開しています!
まえがき
今回は金融教育の授業です。家庭科でも投資や資産形成に関する内容が教科書にも盛り込まれ、今激アツの内容です。
ただ、「株って何か怪しい」「どうせギャンブルなんでしょ」という生徒・先生が多いので、数字をもとに、一般的に、なぜ投資をするのか考えてみようよという授業です。
推奨もしないですし、している人はなぜしているのかを考える程度です。
学校の先生をしていると、給料も安定していますし、公立だと結構なボーナスや退職金がある(あとは、忙しすぎて使う時がなく自然と貯まっていく)ので、無縁な人も多いですが、
ボーナスもない、1年経っても給料は初任時のまま上がらない。こういった状況に自分が置かれたとしてみてください。
高校生からしたら、選択肢の1つに置いておくか、全く知らずに育つかは全然違います。
あと、ボソッと言っちゃう先生の一言
「まあ、私はやってないけどね!」「先生も若い時からやってたよ」
これ、かなり影響大きいと思います。
だからこその、今回の授業です。
導入
スライド1:期待値を、体感せよ。

みなさんは人生において、「期待値」というものを考えたことがありますでしょうか。
例えば、ものを買うにしても、お金をどこかに預けるにしても、その結果どうなる可能性があるのかという確率が存在します。
高校生や先生からすると、よく触れ合っている確率といえば、模試。
これも「A判定だ〜」「D判定だ〜」だけではなく、そこに合格可能性がついてまわります。

私はセンター後の判定は「D」でとめられながら受けました…でも合格可能性20~40はアリだと思っちゃったんですよね…
たぶん、「展開」で紹介するある理論です、この思考。

親も先生もヒヤヒヤだったそうです。
といいつつ、今回は株の授業なので、ギャンブルの話でもしてみましょう。よく言われるやつですよね。私の親も言ってますし、友人も言ってます。
株の話をするときには、どうしてもついて回るしかたない「怪しさ」
でも、先生は絶対に授業でしないといけない。
だったらいっそ、ギャンブル!ギャンブル!の方に、寄せてみたいと思います。

投資はギャンブルだ!と言われます。マイナスがあるから、一理あるでしょう。
では、ギャンブルにはつきものの還元率でみてみましょう。
1000円賭けたときに、最も返ってくる可能性が高いのは、何でしょう。

それぞれ、何円の還元率があると思いますか?
掛け金に対して、返還される金額。
基本的に掛け金は、運営側が何%か運営費等を抜いて還元されます。これは長期的に賭け続けたときに、理論上で自分に返ってくる割合ということになります。
- パチンコ
- 競馬
- 競艇
- 宝くじ
こちら、総務省がちゃんとデータを公開しています(パチンコ以外…)。神頼みとか、オカルトとか、ギャンブルとか、いいますが、確率論。究極統計学とも言えるのかもしれません。
僕の大学の友人も、近所のスロットを研究対象にして、それで学費を稼いでいました。
話がそれました。それでは、先ほどの答えは…
答えスライド作りました。

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本授業のターゲットは…
「株ってギャンブルですよね、怖いです」という生徒です!